
ずっとずっとずっと待っていました。
この世界で最も大好きなバンドの一つ、
D'ERLANGER
の新作がこの4月22日にリリースされました。
ホント、ずっと待っていました😂
…
前作の「Rosy Moments 4D」がリリースされたのは、2023年9月でした。(その前の「reneve」はコロナ前の2019年5月でしたね👆)
なので、実に2年半ぶりの新作となります(長かった…)。
その名も、
Evermore
であります。
evermore、いい響きの言葉ですよね。
foreverよりも文学的で散文的で詩的なワードですね。
…
D'ERLANGERとの出会いは、1989年でした。
1989年は、D'ERLANGERとZI:KILLに出会い、僕の人生が完全に変わった年でもありました。D'ERLANGERがLA VIE EN ROSEをリリースし、そして、ZI:KILLが真世界~REAL OF THE WORLD~をリリースした年でもありました。
この二つのバンドに出会い、僕は完全にダークなロックキッズになってしまいましたね。(その前に、BUCK-TICKとの出会いがあり、この二つのバンドを知り、こっちの住民になったんですよね)
それ以降、D'ERLANGERは、ずっと僕の永遠のHeroesでありました。解散しても、ずっとD'ERLANGERの楽曲を聴いて、生きてきました。
2026年の今、そのD'ERLANGERの新作に心震わせている自分がいます。
もう37年、D'ERLANGERの音楽と共に生きているんですね、、、(長いなぁ~)
…
今回の作品は、これまで以上に本当に素晴らしい楽曲たちでした。前作や前々作はかなりドロッとしたアルバムだった気がしますが、今回は、メロディアスで(いい意味で)ポップで、デランジェ風のパンクロックになっていました。
何度も聴きなおしてみて、思うのは、
「遂に本当の、真の、オトナのSADISTICAL PUNKが完成したんだな」
っていうことでした。
Sadisitcalという言葉は、英語の辞書的には出てこないワードなんですよね。Sadisitcか、Sadisiticallyかのどちらか。でも、Sadisitcalもまた、文学的な造語として使える言葉でもあるんです。退廃的でゾクゾクとさせる激しくて攻撃的なパンク…っていうニュアンスで、なんとなく伝わるんですよね。
そのSadistical Punkを、今回すごく感じたんです。
40年以上のキャリアを持つ4人がこの2026年に放った【Evermore】は、まさに、デランジェのある意味での完成形を示しているぞって。
久々に「全曲解説」してみたいと思います。

【全曲解説】
01.undercover of darkness
D'ERLANGERの一曲目といえば、まず意味深?なSEからであります。今回もまた妖しいリズムとノイズから始まります。これから始まる淫らな世界にゆっくり入っていくかのような…。そこに、綺麗なシンセ音が響き渡っていきます。undercoverは、名詞だと「覆面調査官」という意味。闇の覆面捜査官…とは?!
02.Kiss My Blood
今作は、ミドルテンポで陰鬱としたギターリフが印象的な曲で幕を開けます。ギターの音がどこか、BUCK-TICKのアルバム『悪の華』の世界観に似ていますかね?! Kyoの歌もすごくメロディアスで聞きやすいですね。「サヨナラを言う前に~」というサビ①?のところがすっごく気持ちよいです。尖った感じは残しつつも、すごくアダルティーでポップでメロディアスな楽曲ですね。この曲がこのアルバムのある種の方向付けをしてくれています。ギターソロもCIPHER節炸裂!ですよ~。「息継ぎさえままならない」ってところは、ちょっとTUSKっぽい言い回しかも?!
03.Roses blooming softly at nite
LazyでSleazyでなドラムソロ?から始まる楽曲。イントロに入る前のTETSUのタム回しは何回聞いてもとっても気持ちいいですね🥁 16分✖2の長いタム回し、ホントうっとりしますね。イントロはホントLazy Sleazyな感じで、今のD'ERLANGERの渋さというかかっこよさを表しています(結成時はまだ全然lazyじゃなかったし…)。夜にやさしく咲き乱れる薔薇というタイトル通り、真夜中の淫らな営みを彷彿とさせる歌詞になっています。サビの「孤独が震え踊る夜には そぉ愛が噛みつき離さない」っていうフレーズもメロももう完璧にD'ERLANGERサウンドですね。どこか、CRAZEっぽさもあって、往年のファンも大喜びでありましょう。また、復活後のD'ERLANGERの王道のサウンドビートって感じもしますね。かっこいい…😂
04.Mutinity In Heaven
これまた破壊的でパンチのあるドラムのショットから入り、CIPHERの切り裂くギターリフが唸るリフへと続き、パンキッシュなAメロに入っていきます。展開が早くて、すごくスリリングです。Aメロ~サビに至るまで、パンクバンド「D'ERLANGER」を味わえますね。こういうソリッドでパンキッシュな歌って、これまでにあんまなかったかも?!今回もサポートで参加してるSOPHIA~RAYFLOWERの都さんのキーボードもガンガン出てきます。タイトルは「天国での反乱」かな。歌詞にも「生まれ堕ちたるや奈落の底へ 堕落したのは神様の方」ってあって、アナーキズムなパンク精神を感じます。そう、この曲を聴いた時、「これが、きっと【SADISTICAL PUNK】の理想形なんだろうな」って思いました。80年代の結成当初からコンセプトに掲げてきた「サディスティカルパンク」の究極の形がこの曲に現れているようで…。「悪魔がHeaven 気狂いピエロとDance 神様Reborn 嘘つき天使がLove me」という言葉遊び的なサビも聴いていて気持ちいいですね。KyoちゃんがLove meっていうと、DIE IN CRIESを思い出しちゃうのはきっと僕だけじゃないはず…( ´艸`)。
05.C'est la vie
人生なんてこんなもんさ…っていうイメージのスロウな楽曲。ここで一休み…かな。バラードっぽいテンポの曲だけど、CIPHERのラウドなギター故に、ラウドでゴージャスなロックサウンドに仕上がっていますね。裏の都さんの音もすっごくキレイです。「いつかあなたが夜に迷っても 忘れはしない 消えたりしない」というところはもうホントヤバいです…。キラキラとしたシンセ音入りで、Decadantな恍惚状態になりますね。楽曲的には、これもCRAZEっぽさがあるかな?! なんかTUSKが歌っても全然いけそうな感じ?! ギターソロはこれまたすっごく妖しくて不気味で破壊的な感じで、凄いです…。メンバー四人の存在感が曲全体にあって、重い想いを感じますね(いい意味で)。
06.深愛
この曲は、ドラムとベースとギターが同時に音を放つイントロで始まります。妖艶でどこか浮遊感のあるコードワークが印象的ですね。AメロのSEELAのベースラインがすっごくすっごくかっこいいんです。このSEELAのベースのメロもまたD'ERLANGERの魅力なんですよね(それを最初に感じたのは、DEAR SECRET LOVERですね👆)。Bメロ~サビは、ちょっと切なさを感じるキャッチ―なメロディーで、これはもうまさに「名曲」じゃないか!!!って感じです。で、そんなキャッチ―のメロの後に、CIPHERは(きっと敢えて)超ノイジーなギターソロを聴かせてくれます。そして、また深遠で静かな歌に戻ります。これ、Bメロっていうか、(LUNA SEAの技っぽい)サビ①~サビ②っていう流れじゃないかな?! サビ①がテンション上げで、サビ②がしっとりぐっと来る感じ。どこか、進化したDIE IN CRIESっぽい気もして、僕は超好きだなぁ~( ;∀;)。
07.RAIN
そして、これまたミドルテンポ~スロウでスレイジーなRAINへ。いったいどんな曲なんだ?!と思って聴いていると、Aメロがこれまたすごくポップでメロディアスで。Kyoちゃんの優しい歌が存分に楽しめる一曲かな。そうだ、Kyoちゃんのソロ作品っぽい曲になっているんだ?!?! サビはもう涙涙ですよ。37年くらいずっとファンをやって来ている人なら絶対に泣けるメロだ、、、😢 都さんのキーボードがまたそれに拍車をかける!! これもまた名曲でありますよ…(今回の作品は、旋律の美しいスロウでメロウでキャッチ―な曲が多すぎる!!!!😂)。「真っ赤な薔薇が静かに咲いてる 雨の向こう側で鮮やかに ちぎれた夢も滲んだ涙も 夜の向こうで揺れている」っていう歌詞がもうホントにデランジェでしか表現できない世界観だな、とも。若き日に脚光を浴び、日本のロック界の頂点に立つ!とまで言われていたデランジェがあっという間に解散してしまい、…そこからメンバーみんなが必死にもがきながらロックシーンで活動を続け、そして今もこうして薔薇色の視界を僕らに見せ続けているんです。これって、ホントにキセキだと思うし、メンバー4人が今も健康に生きてくれているからこそ続いている視界でもあるんですよね。曲的には、「また会えるか分からないけど、きっとまた会えるよね、それまでサヨナラだよ」っていう曲で、「別れ」の多い職業についている僕としてはすごく刺さりますね。
08.SPs\E5th.mdnt
ここで、近年のD'ERLANGERのお約束ともいえるインスト曲が登場。メンバーみんなが遊んでいるなぁっていうのが伝わる、歌のない曲。CIPHERとSEELAとTETSUのセンスと技術とエナジーがすっごく詰まっていて、展開もスリリングで、面白いショートセッションソングになっていました。前々作の「101 fwy」~前作の「La Brea」の続編って考えていいのかな?!
09.Umbrella
今回の作品は「雨」コンセプトの曲が多い?! RAINに続いて、今度はUmbrella。この曲もとてもアンニュイでメランコリックでレイジーな感じのイントロで始まる曲。Aメロが始まると、今度はKyoちゃんの歌世界が炸裂。コード展開がちょっと気持ち悪くて、そこがすごくいい!(プレイヤー目線で) Am#-G#ときて、そこから半音ずつ下がっていく感じ?! 歌詞はファンとしては泣けずに聴けない…。「聞こえてますか… 止まぬ雨よ 奪わないでこの声を 届いていますか? 止まぬ雨よ 壊さないでこの愛を」って。声を失いかけたKyoちゃんじゃないと書けない曲だな…って。ギターソロも、どちらかというとCIPHERがKyoちゃんに歩み寄る感じになっていますね。ソロの後のTETSUのソロっぽいところも聴きどころですね。そして、「3:17~」の一小節分の「無音」。ここがこの曲の最大の聴きどころになっていますね。沈黙の間をメンバーの存在感で埋められるバンドって、そう多くはないと思います。長年、(大ブレイクすることなくも)ロック界でしぶとくタフに戦い続けてきたD'ERLANGERにしかできない「一瞬の間(約3秒も!)」だなって思いました。
10.Wandering Star
名曲≒迷曲「Umbrella」の後、最後は、感動的で壮大な「Wandering Star」へ。この曲を最後に持ってきたのも納得というか、これぞ、アルバムのラストソング!っていう感じで、気持ちよく聴くことができますね。とはいえ、これまでのD'ERLANGERのどの曲とも被らない感じで、「新しいサウンド」って感じもしましたね。そう、この曲は、きっと「次回作」への予告編なのでしょう(と憶測…)。次は、もしかしたら再結成20周年の来年…かもしれません。次回作への布石、伏線、と解釈しておきたいと思います。
…
【本アルバムの総括】
今回のアルバムは、僕的には、「Kyoちゃんの歌」を思い切り前面に出した「歌心」に溢れる一枚だったかな、という印象です。
これまでの作品と聴き比べても、ドラムもギターもそこまで主張していないんですよね。Kyoちゃんの歌を邪魔しないようにっていう気遣いが感じられました。
D'ERLANGERは、4人誰も欠かせませんが、なんといってもKyoちゃんの歌があって成り立っているんだよなって。。。
前作から今作の間に、BUCK-TICKの絶対的ボーカリスト櫻井さんがこの世を去りました。それも大きく影響しているのでは?、と思ってしまいます。
Kyoちゃんの歌が絶対的に前に出てくる作品を作ろう!って思うのも、すごく自然なことだと思いますからね。
それこそ、デランジェ時代からずっとずっとKyoちゃんの歌を聴き続けてきた僕からすれば、今回の作品は、Kyoちゃんの声、歌が本当に素晴らしくて、聴きやすくて、痺れっぱなしでした。こんなにKyoちゃんの歌を味わえる作品って、これまでにあったかな?!っていうくらいに、、、。
歌詞的には、まぁ、いつものKyoちゃん💓って感じではありましたが…(苦笑)
歌メロがホントにはっきりしていて、歌心も感じられて、これはもうまさに「D'ERLANGER史上、最高の歌モノアルバム」になっているぞ!!!って。
僕が購入したのは、デラックスエディションの方でした。
通常版CDには、もう一曲「You're gonna be the one that saves me」という曲が収録されているみたいです。
通常版も買おうかなって思ったんですが、今は止めておきました。

改めて、、、
この四人の背中を見て、ずっと生きてきた人生でもありました。
他にも大好きなバンドはいるけど、このD'ERLANGERは、特別で唯一無二でかけがえのないバンドなんです。
Kyoちゃんの歌が好きで、Kyoちゃんという人間が大好きで尊敬してて、それもあって愚息に同じ呼び方のできる名前にしたほどですし、、、
CIPHERは、それこそ僕にとってのギターの神様だし、今も使っているギターはCIPHERモデルだし、最もかっこいいって思うギタリストだし、ド・むらさきなその人生に共鳴しているし、曲作りでも死ぬほど影響を受けてます。
TETSUちゃんの影響でドラムを始めたっていうのもあって。TETSUドラムを叩くのはもう正直「絶対に無理や‥」って思うけど、でも、TETSUちゃんがいたから、「ドラムをやってみたい」って思ったのは間違いない事実だし、やっぱりなんだかんだ言って、一番聞いてきたドラムってTETSUドラムなんですよね…。
SEELAさんのベースは、自分の曲を作るときにいつも参考にしているベーシストでした。SEELAさんだったらどういうベースを弾くかな?!っていつも考えて、自分のオリジナル曲のベースラインを考えています。もう30年以上ずっと…。
それくらい、全員から強い影響を受けているんですよね…。CIPHERとTETSUの両方から影響を受けて、どっちの楽器もやったっていう人はそうそういないと思いますね~~😂。
Kyoちゃんは、その後のDIE IN CRIESでも、またBUGでもずっと追いかけていて、ソロ作品も全部聴いてきて、一度もファンを離れたことがないほどです。
まぁ、そういう人=同志はいっぱいいると思いますけどね、、、(;´∀`)
しばらくは、このアルバムと共に、この腐り腐った狂った世の中を生き抜いていこうと思います。
ホント、この国もこの世界も発狂してますからね、、、
…
このサイトで、CIPHERの単独インタビューが読めます!
こちらでは、TETSUの単独インタビューが読めます!
…
通常盤もいつか買うつもりです!
僕は、今のお元気なメンバーのお姿を拝見したかったので、こっちのデラックスエディションの方を買うことにしました。CIPHER様のお姿を映像で拝見することができて、もうこの上ない幸せでした。
前作のこのアルバムも、本当に凄くて濃くて深遠なアルバムでした。(深淵過ぎて、アルバムレビューができなくなるほどでした…)
ラルクのHydeや黒夢の清春、その他豪華なアーチストによるトリビュートアルバムも本当に凄かったですね~~。
![Evermore [CD + DVDデラックス・エディション (三方背BOX使用) ] - D’ERLANGER (特典なし) Evermore [CD + DVDデラックス・エディション (三方背BOX使用) ] - D’ERLANGER (特典なし)](https://m.media-amazon.com/images/I/41E785+4akL._SL500_.jpg)
![Evermore [通常盤CD] - D’ERLANGER (特典なし) Evermore [通常盤CD] - D’ERLANGER (特典なし)](https://m.media-amazon.com/images/I/41zSyGv9L3L._SL500_.jpg)
![Rosy Moments 4D - D'ERLANGER [通常盤CD] Rosy Moments 4D - D'ERLANGER [通常盤CD]](https://m.media-amazon.com/images/I/41Zq5j6hc0L._SL500_.jpg)
